生前葬というのは、まだ本人が生きているうちにするお葬式のことです。まだ本人が生きているため、喪主も本人ということになります。非常に面白くて、昔はネタとして扱われていたのですが、実は最近はこの生前葬がかなり真面目に執り行われているわけです。
終活という言葉が流行語になりました。それぐらいに、自分の人生の最後を自分で締めくくりたいと考える人が多くなってきています。特に子供がいない場合には、自分で葬儀をするしかないケースもあるでしょう。また子供がいても、子供に迷惑をかけたくない場合もあるはずです。
そうした場合には、生前に自分で葬儀をすることは何もおかしなことではなくなります。むしろ、合理的な方法だと考える人もいます。自分で葬儀をするのですから、費用も自分持ちになるのが普通です。子供に葬儀代を支払わせるのは心苦しいという方が、この方法を選択するパターンもあります。
内容は人それぞれです。通常の葬儀のように形式が決まっているわけではありませんから、相当自由度は高くなります。葬儀というよりも、お別れ会のようなことになるケースが多いですね。特に悲壮感もなく、式は進んでいきます。
本人が生きているのですから、それは当然ですよね。
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